スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

丸佳浩の人的補償を考える

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11/30追記:丸選手の巨人行きが発表された。
あと両チームの年代表更新。

今回は丸佳浩編。
11月25日時点ではまだ交渉中で、
巨人とロッテどちらか以前に
移籍か残留かも定かじゃないのだが、
とりあえず考えてみることにしよう。
なお補償が金銭の場合、丸はAランクなので年俸の30%。
6,300の上乗せとなる。

 

 

カープの補強ポイント

 

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投手

将来の先発候補には20代前半の選手も多くいて、
特に高卒投手が好きな人にはバラ色の未来が見えていると思われる。
だが現実は揃いもそろって制球難という状況で、
二軍で多少安定しているのは昨年一軍経験を積んだ中村祐太に
W高橋と故障明けの床田寛樹ぐらい。
1年ごとに調子のいい選手を使いまわしていかざるをえず、
一軍で少しでも使える投手は喉から手が出るほど欲しい。
リリーフもここ数年は固定に近く、
出てきたのがアドゥワ1人では当然心もとない。

 

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センター丸の後継

カープはセンターを守れる選手が非常に少ない。
丸がいなくなった場合は野間峻祥下水流昂のバックアップが基本線か。
鈴木誠也のセンターコンバートもありうるが、
ただでさえ怪我の多い選手なので
守備指標以上に肉体的な負担が気がかりだ。
それ以外の選手だとかろうじて高橋大樹が入れるかどうかで、
あとはルーキーの正隨優弥*1と大盛穂しかいない。
二軍では赤松真人のスタメンも多いが、
さすがに赤松に多くを求めるのは酷だろう。
将来的には高校生ショート3人の誰かが入ることもありうるが、
それは4年以上後の話だ。

田中広輔菊池涼介の後継

ここは2、3年後までには何とかしないといけないポイント。
楽観的な人は田中に代えて小園海斗を使えば万事解決と思っているのだろうが、
何度か書いたように、
20歳前後での一軍ショート抜擢は
20代前半の低空飛行と故障誘発の危険性が高く、
しかも28歳ごろの全盛期でFA移籍してしまう
ハイリスク・ローリターン。
彼らの中間の候補に曽根海成と桒原樹だけでは不安が大きいので、
ここは20代中盤に誰か追加したいところ。

ポイントに合うプロテクト外選手はいるか

巨人

 

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外野手でプロテクトから外れる可能性があるとすれば、
立岡宗一郎と松原聖弥のどちらかになるが、
広島に対してはさすがに警戒してプロテクトすることもありうる。
二遊間も増田大輝、吉川大幾あたりがどうかというぐらい。
湯浅大は今年獲った3人と1年しか違わない。
「さすがにいらないだろう」と
プロテクトが少なくなりそうなのはキャッチャーだが、
田中貴也や宇佐見真吾、岸田行倫が外れていても
果たしてカープは獲りに行くだろうか。
そうなると、あとは投手か金銭ということになる。
狙えるとすれば20代中盤から後半のリリーフか。

ロッテ

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いくら地元の千葉出身と言っても、
ロッテがここまで丸獲得に積極的になるのは
センター候補があまりにもいないから。
荻野貴司以外が加藤翔平岡大海、高卒ルーキー藤原恭大では
話にならないのだ。
二遊間は一軍要員が揃っているが、
二軍は獲得がほぼ決定的という茶谷健太と
大学時代ショートだった松田進を入れて
ようやく4人いるかどうかという有様。
カープでは育成枠で終わった三家和真の出戻りがあったら
話題性は充分だが、現実味はちょっと薄いように見える。
じゃあ投手はどうかというと、
ここも最近ドラフトでかき集めてはいるがかなりの人材不足。
主力候補の若手・中堅はプロテクトされているだろうし、
実績のある西野勇士唐川侑己は年俸が高い。
もしかしたら、と考えられるのは阿部和成や東條大樹あたりか、
改造狙いで二軍でも結果を出せていない高卒の若手か。
それとも確実に結果に出てくれる金銭選手か。

*1:ただし正隨は大学時代ライト