丸佳浩編に続いて西勇輝編もやってみよう。
こちらはソフトバンク、横浜DeNA、阪神が交渉中で、
オリックス残留も充分にありうる状態。
丸のときと同様、あくまで移籍するという仮定での話なので
あしからず。
なお西勇輝はBランク、
金銭の場合は+2,400となる。
オリックスの補強ポイント
オリックスの補強ポイントはかなり厄介だ。
なにせ打撃成績を見ると、
巨人に移籍した中島宏之(OPS.743、wOBA.326)が上から3番目ぐらいの位置にくる。
野手がとにかく穴だらけなのである。
1.安達に代わるショート
今なお守備の名手として活躍する安達了一だが、
故障に病気に満身創痍でバッティングがかなり厳しくなっている。
そのショートは20代中盤と20歳前後に固まっている。
しかし20代中盤の選手もまだ打撃に難があり、
セカンドとサードがまた人材不足なのでそちらにも回らなければいけない。
20歳前後の2人は高卒1、2年目にしても打撃成績が悪すぎ、
5年以上後に期待をかけるしかない。
というかショートと書いたが、
実際にはファースト以外の内野は全部補強ポイントなんだよな。
2.センター
センター、あるいはライトも補強ポイントになる。
来年のセンター最有力候補は宗佑磨だと思うが、
来年からバッティングが伸びるのか、
センターを守れる守備力が備わるのかは未知数。
これから全盛期に入るはずの武田健吾や後藤駿太も将来が読めない。
彼らが伸びなかった場合に備えることは必要だろう。
3.長打力の高い日本人選手
長打力の高い選手が少ないというか育たないのがこのチーム。
スタメンで結果を出しているのが吉田正尚ぐらいで、
主砲であるはずのT-岡田はムラがはげしい。
ドラフト、特に高卒マニア大絶賛の園部・奥浪は大失敗に終わった。
長打に定評のある頓宮裕真も1年目から使える保証はない。
なので誰か日本人選手も確保しておきたいのはやまやまなのだが、
吉田正、T-岡田、外国人でファースト、レフト、DHは余りすら出る。
欲しいが簡単には獲れないポジションでもある。
4.投手
投手は若い選手も多く充実している
…と思われている節があるオリックスだが、
金子千尋と西がいなくなる可能性を抜きにしても
投手の数が足りているとは到底思えない。
ドラフトで荒西祐大や左澤優を獲ったのもその自覚があるからだろう。
誰か欲しいと思える選手がいれば当然獲りに行くと思われる。
補強ポイントに合致する各チームの選手は
ソフトバンク
※茶谷健太は外してある
オリックスの補強ポイントにあう野手はかなり少ない。
このチームも柳田悠岐の後のセンター候補が不足していて、
ショートは川瀬だけを支配下に残す形にしてある。
今年野村大樹を獲得したのも長打力の高い若手が伸びてこないからだ。
一方の投手も育成に苦労し現在かなりの人材難。
大卒と社会人の投手を合計7人も指名したぐらいだから
これも当然と言える。
そんな状況だから、まず誰が枠から外れるかが全く読めない。
年俸のかなり高い選手をあえて枠から外すのが基本線になるのだろうが、
誰が残っているやら。
多少実績のある選手なら
今年トレードで移籍してきた松田遼馬もありうるか…
あるのか?
横浜DeNA
センターが可能な外野手で「干されている」と思われてそうなのは関根大気か。
しかし彼がプロテクトから外れている保証はない。
二遊間事情はオリックス並に厳しいからこれはなさそうだ。
万が一の万が一で考えるなら山下幸輝や飛雄馬がどうかというところ。
まさかの石川雄洋もないとは…さすがにどうだろう。
投手は先発に若手が多い反面、
リリーフに伸び悩んでいる20代後半が目立つ。
平田真吾、国吉佑樹、田村丈、進藤拓也
このへんなら誰か28人に入りきらず残っているかもしれない。
阪神
ここもまたセンターがいないというか、
ドラフトで獲り続けてはいるが全員が帯に何とやら状態。
さらにショートも長打力もやはり人材難。
というか野手は補強ポイントがほとんど同じじゃないのかこれ。
違いを挙げるとすれば、オリックスはとにかく打撃が弱いのに対して
阪神は打撃が意外と平均より少し上の選手が多い反面、
守備がかなり厳しいというところ。
投手はリリーフにベテランが多く
若手・中堅は伸び悩みと故障者が目立つ陣容。
先発は年齢も若いのでプロテクトされる公算は大きい。
狙えるとすればこのリリーフ中堅層になるか。