スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

東京六大学の連投・2018年秋

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先日の野球太郎

先日の野球太郎座談会で、
「投手の酷使は高校野球より大学野球のほうが深刻では」
という話が出ていた。
地方の大学野球もかなり観戦している方々らしい発言だ。

このブログでも大学野球の連投については何度か取り上げている。
せっかくなので、今さらではあるが
今年秋の東京六大学野球の連投を見てみよう。
データは東京六大学野球連盟HPから。

早稲田大

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緑は酷使と言えるかどうか微妙なライン(以降同じ)。
それ以外はちょっと酷使に近い球数になっている。
イニングだけを見たら9/8~10の今西と
10/27~29の早川も酷使とは言い切れないんだが、
走者を出しすぎたので酷使になってしまった。

慶應

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青は酷使とは言えない状態(以降同じ)。
慶應は連投が少なかった。
前シーズンまで3連覇、
今季もずっと優勝を狙える位置にいただけに
チームに余裕がある様子がうかがえる。

明治大

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ここは森下以外に酷使と言える連投がなかった。
明治の場合はチームが再建期に入っているので、
今季はあまり無理をさせない継投に終始したのかもしれない。
慶應との第3戦だけはかなり無茶をしてしまったようだが。

法政大

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今季優勝を決めた法政は
ちょっと無理をさせた印象が否めない。
先発からの連投が高田だけだが、
ロングリリーフもそこそこ多かった。

立教大

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9月の早稲田大戦までは余裕があったが、
10月に入ってからの東大以外の3チームとの試合で苦戦。
打線の調子もかなり悪く、
勝ちに行って酷使しがちになってしまったか。

東京大

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東京大の場合は
どうしても序盤から打たれる展開が多くなるので、
投手の降板も早めになる。
しかも使える投手の頭数は少ないから
必然的に無茶な連投が増えてしまうのだ。

連投ではない酷使の例

最後に、連投は一度もないが
大学野球にありがちな酷使の例を見ておこう。

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今回取り上げたのは法政大の三浦。
連投こそないが、
勝ち点制の大学野球ではよくあるエース投手の姿である。
連投もある選手の中では、
早稲田大・小島、慶應大・高橋佑、明治大・森下が
三浦以上のイニング数を投げていて、
完投(中1日)完投すらも何度かある。
今年の首都大学では連投に限ったガイドラインが制定されたが、
今は2連戦完投が大昔ほどは多くなくなっている。
連投以上に問題になるのはむしろ、
日程次第では「完投(中1日)完投(中4日)完投(中1日)完投」になる
この中1日先発だろう。