今回は、先日の最終節で
東洋大・亜細亜大の両先発三連投が少し話題になった
東都大学野球での連投を簡単に取り上げてみたい。
ただし先に書いておくが、
このデータは大学野球の監督をただ批判するためのものではない。
この点はくれぐれもご承知いただきたい。
また、今回のデータは全ての連投を取り上げたので、
中にはどう考えても酷使とは言えない連投も入っている。
なので、「これは酷使と言われても仕方ないだろう」という連投は赤字、
「酷使と言えるかどうかは微妙なライン」が青字、
それ以外のごく普通の連投は黒字のままにしてある。
データは東都大学野球連盟HPから。
東都一部
選手個人としては、
唯一首都大学リーグのガイドライン基準を超えた(5/29・30)
亜細亜大・中村稔弥が目立つ。
一方のチームで見ると、
今季は投手陣が崩壊した中央大だろうか。
特に最初の節で投手陣の再編を迫られる大量失点を繰り返したことが、
この連投の多さにつながってしまった。
東都二部
二部の方も見てみよう。
なお、今日プレーオフが行われていた三部や四部のデータはとっていない。
チームによって差が大きいが、
一部のチームよりも選手層が薄いためなのか、
先発・リリーフでの連投が一部よりもかなり目立つ結果になった。
また、イニング数こそ少ないが
1回あたりの球数が増えすぎたことで、
結果として投球数の視点では酷使に近い連投になってしまったケースも
ちらほら見られる。
そんな中で二部優勝を決めた日本大は、
他のチームよりも無理な連投の数を抑えて優勝に結びつけたようだ。
その必要がないほど今季は投打ともに安定していたと見るべきなのだろう。