スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

2022年横浜DeNAベイスターズ ドラフト補強ポイント

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①ポジションで打力が極端に変わる若手
②牧、宮崎のバックアップとなる内野手
③リリーフとしてすぐ使える即戦力投手

 

 

戦力・ドラフト傾向分析

過去10年の成績

By10年成績

2016年以降は
6年間で3回CSに進出、
2017年は日本シリーズも経験した。
近年は打線よりも
投手の改善が進んでいるようだ。

 

2022年の成績

By順位2022.07.24

打線の状態がなかなか上がらず
今年も苦戦を強いられている。
失点も多いが
得失点のわりに借金は少なく抑えている。

 

過去10年のドラフト傾向

By10年1巡

昨年DeNAになってからちょうど10年、
競合6回目にして
初めて1位入札の抽選が当たった。
結果的に大学生投手の1位獲得が多くなっているが
入札は高校生も多い。

By10年2・3巡

2位は今のところ全て大学生と社会人。
3位のほうは
ちょうどAクラス入りした2016年から
高校生が増えている。

By10年指名人数

By10年主な戦力

長らく暗黒期が続いたこともあり
しばらく大学生・社会人偏重の指名になっていたが、
2012、17年以外は
高校生の投手と野手も最低1人ずつ獲得している。
その反面
2位以下の大卒・社会人投手がいまいち戦力にならず、
高卒も一軍直前から伸び悩む印象が強い。

野手補強ポイント

野手についての基本的な考え方

基本的な前提条件はこうだ。

  • 若手は全盛期(年代表オレンジ)に向かって少しずつ成長する
  • 全盛期の選手は同じぐらいの成績で推移するかゆるやかに衰える
  • 全盛期を過ぎた選手は特に守備がいつ大幅に下降してもおかしくない

この前提条件を踏まえつつ
若手・中堅の具体的な成長速度やポジション適性、
ベテランの衰えかたなども含めて
補強ポイントを見定めることになる。
また
今年のドラフト候補で
ポイントに該当し
なおかつプロを志望する選手が少ない、
他のチームとの兼ね合いで
欲しい選手を予定している順位では獲れそうにない、
などといった場合には
補強ポイントを翌年以降に持ち越すこともよくある。
一回のドラフトで
補強ポイントを全て埋めきる、
投手・捕手・内野・外野のポジションを均等に獲得する、
といったことにこだわる必要はない
のだ。

 

2022年野手陣の状況

By打撃成績2022

HRは多くないが二塁打がリーグトップで、
長打で点を取っていくチーム。
三浦監督就任で
向上が期待されていた機動力は
盗塁があまり増えていないかわりに
5年連続リーグ最下位だった犠打数が
この2年間増えている。

ByF年代表1

ByF年代表2

牧がすばらしい成長を見せているが、
昨年スタメン三枠が全員好調だった外野が
オースティンの故障と桑原らの不調で
二枠空いてしまっているのが痛すぎた。
しかし
桑原が徐々に調子を上げ、
8月にはオースティンも復帰。
反攻の準備は整いつつある
と言ってもいいのかもしれない。

By若手OF

三振率が高い以外は
まずまずの充実度となっている若手外野陣。
一軍の外野がほぼ毎年好成績を残すため
どうしても一軍スタメンの機会は限られていたが、
今後はチャンスも増えてくるか。
ただしもう一つ言ってしまうと、
今一軍にいる関根や楠本は
二軍で彼ら以上の成績を残したことがある。

By若手C,IF

キャッチャーと内野はかなり苦しい。
少し良くなったかと思うと
また次の年は調子が上がらない、
そんな若手ばかりになっている。
牧がいるセカンドは何とかなりそうなので
あとは小深田が宮崎の限界に間に合うか、
森と柴田に知野で
大和の後のショートをうまく機能させられるか。
内野陣はこのあたりが焦点になる。

 

補強ポイント

バッティングの育成が明らかにうまくいっていないのは
ショートとキャッチャー。
ただどちらも近年は
守備を重視した育成・起用をしているように見えるため、
ショートは守備のいい森が入ることで
一軍要員がほぼ埋まっている。
ただ牧にアクシデントがあった場合は
現在のメンバーだと
打力の低下に歯止めがかからなくなるし、
この点で期待されていた伊藤裕をトレードした。
となると今年は
打力の高い大学生か社会人のショートを
獲りに行く可能性が高まっている。
次にサード。
宮崎の後継候補が小深田一択になりかねない現状は
さすがに心もとない。
ここも大学生か大卒2年目までの社会人が望ましいが、
ポジションはセカンドやショートでも問題ない。
しかもこれだと
最初の補強ポイントとも被るので
両方のポイントを合わせて1人獲る選択でも悪くはないのだ。
一方、
キャッチャーは人数枠の関係で獲りづらい。
こちらも育成方針が守備、インサイドワーク重視だとすると、
既にアマチュアで打ちまくっていて
守備力もある程度でき上っている選手じゃなければ
わざわざ獲りに行くのは難しくなる。
なので今年は指名せず
2020年に二軍平均を上回ったことがある山本を軸に
現有戦力の育成を優先することも考えられる。
育成枠が4人いる外野は
今年無理に獲る必要はない。
獲るなら
高校生か高卒1、2年目の独立リーグのセンター。

 

投手補強ポイント

投手についての基本的な考え方

野手と比べて
投手は年齢による成長・衰えのばらつきが激しく、
故障や不調などからくる戦力外も早い。
また近年は
個々のイニング、登板数を抑える代わりに
投手の調子を見極めた一・二軍の入れ替えが激しく、
一軍である程度使われる主力の数そのものは激増している。
そのため
一部のドラフト評論などでも主張される

  • 二軍以下で将来を見越して何年間も育成し続ける
  • より力のある選手を差し置いてでも、若い投手をただ一軍で使い続ける

このような手法は
以前にもましてとりづらくなった。
それよりも

  • 最低限の出場選手登録人数にこだわることなく、一軍で起用可能な投手の絶対数を増やしていく
  • 今年台頭した若手が来年以降も活躍し続けることをあてにして、目の前の年齢(特に18歳)と将来性に特化した指名を繰り返してはいけない

これらがどのチームでも最重要課題になる。

 

2022年投手陣の状況

By投手成績2022.07.24

ここ10年のところで
「投手の改善が進んでいる」と書いたが、
今シーズンのベイスターズ
失点は多いものの
投手成績だとそこまでひどくもない。

BySP年代表

ByRP年代表

チーム全体の状態に
対応できるほどの力を持つ投手が
少ないのは事実だが、
失点の改善に関しては
投手以外の別な弱点も克服していく必要があるのは間違いない。
これが
ショートで守備重視の起用が行われているゆえんだろう。
一方、
投手の数は全然足りない。
先発は長いイニングを投げられそうな選手が残り少なく、
リリーフも
トレードで森原を獲得はしたものの
やはり戦力層がかなり薄い。

 

補強ポイント

昨年から今年にかけての
先発の陣容を見ると
中川と浅田が完全にリリーフへ回り、
宮城も1試合あたりのイニングが短くなってきた。
ベイスターズの投手育成、
特に高卒投手の育成は
数年間先発で使い続けてから
改めて適性を判断するようだ。
ただ現時点での結果としては、
先発候補の数そのものは毎年かなり多いものの
なかなか育ち切らずに
一軍起用から定着の前で長期間伸び悩んでいる。
またリリーフは
一軍可能な選手の絶対数が足りない。
さらに今年は
二軍でまだ投げられてない選手も多く、
人員不足に拍車がかかっているように見える。
チームはおそらく
今年も大学生と高校生の先発候補を
投手指名の中心に据えると思われるが、
一番の補強ポイントは
最初からリリーフ起用を想定した即戦力になる。
上位指名にこだわる必要はなく
チームもリリーフ候補ばかり狙うドラフトはしないだろうが、
頭の片隅に入れておきたい要素だ。