スポーツのあなぐら

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2020年阪神ドラフト補強ポイント

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※成績、内容は8月30日終了時点

 

戦力分析

29-28-3③ 258③-238③

野手

平均得点4.30④ RC242⑤ SLG.380⑤ OBP.320⑤ OPS.700⑤ wOBA.308⑤ SB40①

2020阪神野手年代表

サンズとボーアが加入し
大山と梅野が好調なうえに
いいところで点が入るのか得点効率がよく、
リーグ平均程度の得点力を保っている。
ベテランの福留と糸井がかなり不調で
外野の完全な世代交代がいよいよ目前に迫ってきた。

2020阪神野手二軍

と言いたいところなのだが
これまで獲得してきた外野手の伸びはそこまで良くない。
まあこれは内野も同様で、
糸原が戻ってくるまでセカンドで使われていた小幡も
成長のあとこそ見せてはいるが
常時一軍にはまだまだ時間がかかりそうだ。
チームが不調だった開幕当初に
予想通り「一軍で使え」と散々言われた井上は
1年目ではさすがにかなり粗さが先行しているため
こちらも糸井の次には間に合わないと想定すべきだ。
このチームに限ったことではないんだが
足の速い選手は逆方向へできるだけ単打を打つようになり、
そこまで足の速くない選手はチームバッティングに特化し、
長打力を伸ばしたい選手はやみくもに粗くなる。
そんな印象が強いのはなぜだろう。

 

投手

ERA3.55② WHIP1.29③ FIP3.84④ K/BB:2.16⑥ K-BB:10.4%⑤ BABIP.288

2020阪神年代表

投手陣は相変わらず優秀
と思いきや今年は傾向が大きく変わっていて、
昨年まではFIPなどが優秀な反面BABIPが良くなかったのが
今シーズンは真逆の投手成績を残している。
おそらく奪三振率が高かった選手の
退団や故障、不調による離脱で
三振が大きく減ったのが理由だろう。
二軍の先発陣は
故障者と不調者と育成要員の若手で構成されているため
故障・不調者のところを
リリーフ陣から穴埋めする起用も行われている。
リリーフは二軍では好投するが一軍だと打たれる選手も多く
見た目ほど層が厚くない問題もある一方で
外国人リリーフの目利きが良すぎて全員使えない問題もある。

補強ポイント

高校生が欲しいなら「次世代」は捨てよ

現在一軍の日本人は福留と糸井以外
主力・ベンチ要員ともに20代中盤から後半。
20代前半の一軍が梅野と江越しかいなかった2015年から
大学生と社会人を獲り続け、
一軍で何とかなる程度の世代交代に近づいている。
こうなるとファンやドラフト評論家などが盛んに主張するのが
「次世代のため」の高校生乱獲
しかもこの「次世代」とは
「『一軍主力の20代中盤から後半』の次」ではなく「福留、糸井の次」
さらには
「2人の引退までに梅野、大山、糸原、近本らを押しのける」
という意味での「次世代」をさしている。
こう指摘したらたぶん
「そんなことは思ってない」とかえしてくるだろうが、
自覚がないにしてもそう考えていなければ
チャンスに1回凡退したり1回エラーをしたりしただけで
「こいつはもう使うな、どうせ消化試合だから
高卒1、2年目の若手に切り替えろ」
などと言えるわけがないのだ。

だが高卒選手が5年目までに一軍主力へ成長するのはむしろ僥倖
1人2人ならまだしも
バッティングの優秀な若手を何人も輩出したら
それは神がかりと言っていい。
高校生を乱獲する場合は
梅野、大山、糸原、近本らが主力を全うしてからの後継を
想定しなくてはならない。
絶対にやってはいけないのは
二軍で大した結果を残せていない高卒選手を
一軍スタメンに固定させようとすることだ。
世代交代が終わっても全体の打力が高いわけではないので、
「もうあと数年は捨てて井上を使え」と同じ主張は
次々世代への交代が終わるまでの数年間
日常的に目にすると思われる。
今年も野手を高卒中心の指名にするのは間違いではないが、
あと最低5年は現有戦力で戦うことを覚悟しなければならない。

投手は二軍の先発に最近獲得した高卒を配置する可能性がある。
西純、及川に川原や
今年ドラフトで獲る高校生まで加わると
それだけ一軍の代替枠が圧迫されることになり、
一軍先発要員の少数精鋭を余儀なくされる。
高校生を獲りたいのであれば
準即戦力の先発とリリーフが最優先。