スポーツのあなぐら

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2020年福岡ソフトバンクドラフト補強ポイント

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※成績、内容は8月30日終了時点

 

戦力分析

37-23-2① 274②-222①

野手

平均得点4.42② RC276② SLG.411② OBP.317⑥ OPS.728② wOBA.317⑤ SB41④

2020ソフトバンク野手年代表

一軍主戦には栗原が台頭、
昨年長く離脱した柳田と中村が好調な今年のホークス。
移籍してきたバレンティンの調子が上がらなかったが
グラシアルとデスパイネが戻ってきたことで
打線の厚みが増し、
昨年のCS以降と似た状況が作り出されている。

2020ソフトバンク野手二軍

野手陣全体の問題点はバレンティンを見ると説明しやすい。
バレンティンの一軍成績を上回る二軍成績を残している
若手・中堅選手が少なすぎる
のだ。
最近一軍で使われている真砂と序盤に一軍だった柳町しかいない。
一昨年三軍、去年二軍で順調に成長していた増田が
手術で長期離脱したのも痛かった。
外部の期待度が非常に高い野村は
良いときで二軍平均ぎりぎりなうえに好不調の波が激しく*1
しかもその波が松田宣の調子と比例している感がある。
去年に比べてかなりの成長を見せたのは間違いないが
「松田宣などを押しのけて一軍スタメンに固定しろ」は暴論である。
またこちらの表には載せていないが、
昨年までの「使うな」「引退させろ」から一変し
今年は「なぜ上げない」「かわいそう」と批判されている内川は
三軍での起用も多くなっていて、
単純な一軍起用に向けての調整とは
何か違う狙いがあるようにも見える。

 

投手

ERA3.30① WHIP1.26① FIP3.63① K/BB:2.19③ K-BB:12.6%① BABIP.285

2020ソフトバンク投手年代表

被安打、被HRが非常に少なく奪三振が非常に多いため
投手成績は大半でリーグトップの数字。
62試合で2位の楽天と52点差ついている失点の少なさが
首位に立つ原動力になっている。
K/BBだけ良くないのは例年通り四球は多いから。
四球率が大きく上昇している千賀や和田など
先発は本調子から遠い選手が多いのだが
ムーア、大竹、武田などの層の暑さで乗り切るかまえか。
リリーフ陣にも先発兼任の調整をしている選手が何人かおり、
ロングリリーフや谷間の先発が可能なのも
この日程の中では強みになっている印象がある。
何かと批判の多い投手起用も
チーム全体の方針として共有されているようだ。

 

補強ポイント

まず次々世代というか人数の話からしよう。
今年から来年にかけてほぼ確実に選手がいなくなるのは
外野の育成枠。
大本、田城、清水、日暮のうち何人が残れるか。
そしてここで余った枠のうち最低1枠はショートに回したい。
一軍のショート要員を増やさなければならない状況のなかで
二・三軍の内野手が足りなくなっているのは、
2試合あったリチャードのショート起用よりも
育成ルーキー勝連がいきなり二軍で起用されていることのほうが
その深刻さを示している。
また支配下が6人しかいないうえに
栗原と谷川原がほぼ別ポジションになっている捕手も欲しい。
キャッチャーは堀内を支配下に固定するか否かで
指名方針が変わってくる。
外野はとりあえず高校生の育成指名で問題ない。
ショートは次々世代よりも
今宮の後継を考えた次世代のほうが問題。
今宮がショートとして最低3年もつのであれば
川瀬や周東のバッティングが伸びて
スムーズに世代交代できるかもしれない。
だが故障の多くなった今宮がもたない最悪の事態を想定すると
ちょうど年代的にも空いている大学生のショートが欲しくなる。
打力はある程度わりきり*2
下位で守備型の選手を狙うのも手だ。
次世代というか切羽詰まっているのはサード。
大学時代にサードも守っていた柳町
まだ1試合もサードで使われていない。
野村、リチャード、増田または外国人*3などでいけると思えば
ドラフトでは獲らないだろうが、
不安のほうが大きいなら大学生か社会人が必須となる。

投手は2014~17年に乱獲*4した高卒投手が
先発でほとんど育っていない。
今年の一軍要員はリリーフ兼任の笠谷、松本と
ヤクルトでリリーフとして台頭した長谷川宙輝のみ。
現在先発の千賀と二保も一軍では最初リリーフとして台頭しているし、
武田と大卒の和田、大竹は1年目から一軍。
ずっと先発で時間をかけて育ったのは
3球団競合の東浜しかいない。
リリーフ適性を伸ばすのはそれなりにうまいが
ファームから先発要員として何年も育成し続けるのは
苦手なようだ。
またこれは
本格的な三軍導入以来
「育成上手」と褒め称えられてきたホークスも
一軍で起用可能な投手数は常に不足している
という意味でもある。
昨年支配下指名がリリーフの津森*51人だったのもあり、
上位・下位あるいは高校・大学・社会人等関係なく
今年は即戦力の指名が求められる。

*1:先日オリックスの補強ポイントを書いた時点ではOPSが.629まで低下していた

*2:大学時代の高田ぐらいあれば充分

*3:グラシアルも含む

*4:支配下7、育成8

*5:プロで中継ぎの意味ではなく大学時代からリリーフ