スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

本当は投手重視の根本陸夫(西武編)

前回のダイエー編に続いて今回は西武編。 野手の1位入札は多い西武時代 1978年の西武ドラフト もしもの話 野手の1位入札は多い西武時代 1978~91年の西武については、まず1位指名を見てほしい。 一見すると野手がわりと多い。 79~81年までは3年連続で野手を…

本当は投手重視の根本陸夫(ダイエー編)

「野手からチームを作る」伝説 投手が多い1993~98年ダイエー ダイエーでの根本が指名を控えた存在 「野手からチームを作る」伝説 前に書いたように、 一般に喧伝される「ドラフトにおける『根本流』」には、 現実の根本陸夫が行ったものとは全く異なる「偽…

2018年ドラフト各チーム補強ポイント(4月時点)

※2018年ドラフト直前版を上げてあります。 楽天、阪神、ロッテ、中日+α編。 オリックス、横浜、日本ハム、巨人編。 ソフトバンク、ヤクルト、西武、広島編。 某雑誌で特集されていた各チームの補強ポイントが ツッコミどころ満載だったらしい*1ので、 私なり…

リチャード・セイラーに学ぶドラフトの心得

行動経済学とドラフト NPBの場合で考える 1.人間は自信過剰である 2.人間の予測は極端に振れる 3.勝者の呪いが起きる 4.偽の合意効果が働く 5.現在バイアスが作用する 当てはまるのはチームの人間だけではない 行動経済学とドラフト 昨年のノーベル経済学賞…

巨人の上位高卒選手は「使わないから伸びなかった」のか

今回は先日ツイッターで検証した内容をもう少し具体的に書いてみた。 「使えば伸びる」論の現在地 検証タイム 大田泰示(2008年1位) 宮本武文(2008年2位) 鬼屋敷正人(2009年2位) 宮國椋丞(2010年2位) 松本竜也(2011年1位) 今村信貴(2011年2位) 岡…

大学野球の日米バランス比較

日米のリーグ戦の違い 投高打低の日本、打高投低のアメリカ 大学以外のアマチュア野球・独立リーグ 日程と形式が生み出す日米の違い 4月になって、 日本でも各地で大学野球の春季リーグ戦が開幕し始めている。 一方アメリカでは、 公式戦の形態が大きく異な…

アメリカ大学生投手の登板例

前に、日本の大学生エースがどのような登板をしているか見たが、 アメリカの場合はどうなのだろうかと少し気になった。 というわけで、今回は2016年のカレッジワールドシリーズを制した コースタル・カロライナ大学(サンベルト・カンファレンス所属)の Ale…

選抜高校野球の投打のバランス

例年よりトータルでは打高投低だった2018年 ベスト8前と以降のバランス 史上三校目となる大阪桐蔭の春連覇で幕を閉じた今年のセンバツ。 今年の大会と過去5年間の打撃スタッツを出してみた。 例年よりトータルでは打高投低だった2018年 打撃成績を見ると、 …

MLBでのドラフトからの早期FA選手

2012~13年のMLBドラフト指名数 野手の早期FA(自由契約)が多いMLB 1~5巡指名の場合 前にドラフトから4年以内に自由契約となる選手の比率を 出したことがあるが、 MLBではどうなっているだろうか。 複数年にまたがると大変なことになるので、 今回は2012・…

ドラフト4年以内の自由契約選手

野手は長く粘り強く育成される 本指名選手のタイムリミット 2014年に、ニコニコのブロマガで 「プロ入り後4年以内に自由契約となり現役を退いた選手の比率」を出したことがあった。 今回は4年後の現在はどのような数字になっているのか見てみたい。 野手は長…