今年は簡易版です
2025年の戦力分析
2025年のチーム成績


もともと苦しい投手陣に対して
打線も厳しい状態が続いたが
しばらくは何とか勝率5割弱を保っていた。
それでも3位争いに
追いすがれるほどの体力はなく、
4年連続の4位で終わった。
そういえば
石井GMが在籍していた1992~2001年のスワローズは
優勝5回と4位5回。
当時のヤクルトに似ているとも言えなくはないのか。


HRに加えて二塁打も全チーム最少と
長打力不足が顕著になっていて、
リーグ2位の四球数と
全チームトップの盗塁数が目立っている。
与四球が16上回っていてはそこまで意味ないんだが。
2025年の打撃成績

この表では
一軍で打席、出場機会の多かった選手のみ掲載している。
オールスターから8月にかけては
打線が活発になっていたが、
途中加入のボイトの存在が大きかったか。
黒川の一軍定着に
長年バッティングに苦労していた堀内が台頭するなど
新しい選手もちらほら出てきている。
ルーキー宗山はこの程度かと思うかもしれないが
打高時代だった1年目鳥谷敬を相対的には上回っている。

一軍で使われた黒川、中島、武藤と
それ以外の若手との差がかなり激しい。
怪我で9打席しか出場できなかった安田を除くと
なぜか一軍起用がやたらと批判される石原が次点になる。
成長速度が遅く感じられるだろうが、
吉野も年々成績が向上しており順調と言えば順調。
4、5年後が楽しみな存在だ。
2025年の投手成績

非常に苦しい先発陣と打線を
そこそこ充実しているリリーフ陣が
カバーしていったのがわかる表である。
生え抜きの先発陣は
使えば使うほど毎年疲労が蓄積されていくかのような状態で、
1位入札の抽選を当てることで
そのマイナスを何とか食い止めてるようにすら見える。

若い先発要員の数だけは多いものの
二軍でもかなり打ちこまれるか
怪我などであまり投げられないかに二極化しており
底上げがほとんどできていない状況。
内が台頭しているだけまだいいほうか。
補強ポイント
過去のドラフト傾向

かなりの強運で
過去15年の第1回入札だけでも
抽選を6回引き当てているが、
なぜか地元東北の高校生だけは
チーム創設以来当たったことがない。
高校生全体の抽選も現在6連敗。
しばらく高校生の入札が続いたものの
ずっと狙っていた
先発投手と主力打者の育成、獲得がうまくいかず、
近年は大学生の入札が多くなっている。

3位までに投手2:野手1となることが多かったが
最近は
投手偏重と野手偏重のどちらかに偏るケースも
しばしば見られる。
2位指名が5、6番目で
残りの有力候補を先に獲られるからなのか
独自路線ととられる上位指名が目立ち、
ドラフト直後の採点がやけに下げられる
要因の一つになっている。

イーグルスのドラフトは
投手、野手ともに
時期によって指名の振れ幅が大きい。
投手は
2011~14年までは高校生が多く
16年以降が大学生中心。
一方の野手は
2013年までが高校生、
14~18年が大学生、
19年以降は再び高校生に偏っている。
最近、投手偏重指名の年が出たのは
二軍の空きが彼らの育成枠で埋まっていたのも
一因ではなかったか。
2025年のドラフト補強ポイント
今年の1位入札では
目玉とされる立石正広(創価大)を入札するか否か。
黒川が台頭したため
獲りに行くとすればサードか外野コンバート前提になるが、
一軍メンバー以外に残っている有望株が
27歳で今年育成枠の平良竜哉ぐらいしか残っていないため
入札してもいい状態にはなっている。
ただし先発陣も
完全崩壊状態からの改善点がほとんど見えず、
中西聖輝(青山学院大)あたりの入札に行くのも
正解の一つである。
ただ二軍の育成要員としてサードを獲ると
青野や若手ショートを使う機会が減るので
悩ましいところだ。
獲得するなら一軍との往復可能な逸材に絞るべし。
キャッチャーと外野もそろそろ獲っておきたいだが
こちらも早めの一軍起用を狙って
大学生か社会人に焦点を絞ってもいいし、
7年先、10年先を見て高校生でもいい。
投手はもはや
どこから手を付けていいかわからない状態。
ドラフトで頭数を確保しない選択はないが、
20歳前後にひしめいている
内と体格の似た若手の急成長に期待するしかないか。