①ショートも守れる即戦力
②高校生外野手
③即戦力の先発
戦力分析
42-54-14 .438⑤ 441④-496⑥ .442⑥
(9月13日時点)
今年は失点が大幅に増加。
この得失点では
下位に沈むのも仕方ない状況だ。
今年は昨年まで少ないと批判されていたバントが激増したが、
批判していた人たちから期待されていた
得点効率の向上も接戦の強さも
これといって見られてはいない。
野手
平均得点4.01③ RC474② SLG.406② OBP.319③ OPS.725② SB23⑥
ルーキーの牧の活躍に
桑原が自己ベストを大幅に上回る成績。
今年は例年以上に
打撃の強いポジションといまいちなポジションが
露骨に出ている。
特に外野は3人そろって成績が良すぎるため
二軍で好成績を残している細川らをスタメンで使う場所がない。
「若手を使え」と主張する外部の人たちは
佐野、桑原、オースティンの
誰を外させるつもりなのだろう。
若手では
森が一軍出場機会を得たが
守備力はともかくバッティングでは
さすがに柴田、大和とかなりの実力差がある。
まだ基本的には
二軍での打撃育成を重視しつつ
大和の衰えに合わせて
一軍機会を増やしていくことになるか。
投手
ERA4.29⑥ WHIP1.39⑥ FIP3.78④ K/BB:2.16⑤ K-BB:10.6%④
投手陣は三振率がそこそこ高い反面
四球と被安打がかなり多い。
中でも大貫に石田、移籍した国吉は
かなり極端な数字だ。
二軍も四球率の高い若手が多く
一軍実績の乏しい有望株は
ほぼ出尽くしている。
過去のドラフト傾向
大競合でのくじ運がかなり悪く、
3球団以上の1位抽選では
1984年の竹田光訓と
2013年外れ1位の柿田しか当てたことがない*1。
2008年松本は2球団競合。
期待値が低い大競合を回避しがちなのと
くじ運の悪さによって
結果的に大学生投手の1位指名になることが多いため、
自分のランク付け通りの12球団競合を求める評論家たちから
毎年目をつけられ、激怒されている。
今年は高校生投手入札の可能性はあるが
ここにきて大物大学生の単独指名が
狙える状況にもなりつつある。
DeNAになってからの2位は全て大学生と社会人。
ここで高校生に走らなかったことも
ドラフト評論家を
激怒させる要因になっている。
下の参考は
逆に絶賛*2されていた時代の指名。
3位以下ではここ最近
高校生の比重が上昇している。
高校生の育成に
よりリソースをさくだけの余裕が出てきた
ということなのだろうが、
大きく負け越している今年は
判断が難しい年になりそうだ。
昨年「少なすぎる」と批判されていた高校生投手は
このとおり毎年、
しかもここ最近は年に2人以上獲得している。
補強ポイント
戦力外選手との組み合わせ方
戦力の底上げを図るにあたって考えたいのは
大学生か社会人のショート。
柴田と森の間には知野しかおらず
ちょうど間に当てはまる選手が欲しい。
また宮崎のバックアップも不足気味で
年齢が小深田まで空いている。
伊藤裕が停滞気味なのも不安材料。
これらの条件を両方満たすのは
まずまずの打力と肩を持つショートになるが
合致する選手の人選が問題だ。
チームは
サブでショートに入れそうな
セカンドも含めてチェックしているふしがある。
あとは
代打要員としても一軍に置きたい外野手が多いことをふまえて
二軍で育成する外野手を獲得したい。
年齢バランスを考えると
ここは高校生のほうがいいか。
野手で戦力外にできそうな選手は少ないが
支配下登録が31人しかいないため、
人数としては
投手の戦力外、育成契約のぶんを
いくつか支配下野手枠にあてたい。
またキャッチャーは
戦力外や育成枠、トレードやFA移籍が前提にならないと
捕手枠が余らないことを念頭に置かねばならない。
そんなふうに考えてみたはいいが
投手は投手で
リリーフの主力にベテランも多く
戦力になっていない選手と先発要員は
若い選手が多い。
ベテランと中堅選手が引退したとしても
野手枠に何枠かあてられるほどの人数が出づらいのだ。
さて
何とか枠の人数を確保できたとして
獲りたい投手はやはり即戦力。
中でも有望な若手・中堅が少ないリリーフは
しっかり指名したいところだが、
ベイスターズは
下位指名での即戦力の見極めが
あまりうまくない。
ドラフトでは先発候補を獲得し、
リリーフに関しては
現在の先発育成要員から
よりリリーフ適性が高い選手を回すほうが
チームにはあっているかもしれない。