スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

2020年横浜DeNAドラフト補強ポイント

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※成績、内容は8月30日終了時点

 

戦力分析

31-28-3② 254⑤-231②

野手

平均得点4.10⑤ RC277③ SLG.408③ OBP.333② OPS.741③ wOBA.324③ SB13⑥

2020横浜野手年代表

筒香嘉智がレイズに移籍した穴は佐野が埋め、
梶谷や大和、倉本などが好調。
「強力打線」と言われながらも
打撃成績の良いチームではなかったので
結果的に今年チーム全体の打力はむしろ上がった。
ただ打撃成績のわりに得点効率が悪いのが難点。
と書くと野球評論家や一部の横浜ファンは大喜びすると思うが、
最近の横浜は
得点効率が極端に良い年と極端に悪い年に二極化している。
今年を含めた5年間では
極端に良いのが3年、悪いのが2年。
八番投手や盗塁、犠打数などの「機動力」に
得点効率の悪さの因果関係を見出すのは不可能だ*1

2020横浜野手二軍

二軍で結果を出している若手は外野に集中している。
1年目に一軍では片鱗を見せたものの
二軍では低打率高三振率など結果を出せてなかった細川が
毎年着実に粗さを解消し
二軍卒業まであと少しのところまできたが、
大卒ルーキーの蝦名が細川を上回る成績で激しい競争になっている。
不運なのは関根。
筒香が抜けた今年は大チャンスだったのに
オースティンが離脱したあたりで自身も故障をかかえてしまい、
約1ヶ月で戻ってきてからは成績が急降下し
細川、蝦名の後塵を拝してしまった。
この群雄割拠の外野に対して内野は大苦戦中。
特に二遊間は現在の各主力はおろか
昨年までの倉本を超える選手もなかなか出てくる気配が見えない。

 

投手

ERA3.58③ WHIP1.29② FIP3.53① K/BB:2.55① K-BB:13.1%① BABIP.310

2020横浜投手年代表

今年は投手がかなりの好成績。
被HRや四球数が大幅に向上しどちらもリーグトップの少なさだ。
ただしその成績を支えている投手自体は
層がかなり薄い。
故障者の出始めた先発は
この時点の二軍が上茶谷と阪口以外ボロボロの状態。
しかも阪口が一軍で通用していないため
不調者をなんとかやりくりして
先発ローテを作り出さなければならなくなっている。
ここで出した数字だと良さそうなリリーフも同様で
二軍で三振率が高いものの実は四球も連発している選手や
一度一軍に上げたが打たれてしまった選手*2
ちらほらいる。
そして肝心なところで打たれること以外
どのスタッツも防御率ほど悪くないパットンや山﨑。
猛批判されても二軍に下げず使い続ける理由の一端は
こうしたスタッツに見出すことができる。

 

補強ポイント

明白だが評論家うけは悪そうな弱点

年齢層が空いていて
将来の補強ポイントとも合致するのは
大学生か社会人の内野手
宮崎とセカンドの後継候補が山下と伊藤、
大和の後継が柴田、
これだけではいくらなんでも数が少なすぎるし
年齢的にも問題は大きい。
知野、田部、森は現状の出来からいって
スタメンとしては次々世代の候補。
ショート2人か二遊間1人ずつ*3が妥当なところか。
ただ二軍の内野3枠は既に4人が埋まっているので
既に一軍ベンチで使える実力を持っている選手を獲るか
育成用の枠を空けるために伊藤や知野を
一軍ベンチに回したい。
…今非常に本末転倒なことを書いたんだが
気づく人はどれくらいいるんだろうな。
外野は妙に充実している今こそ高校生を育成
という主張はかなり多くなるし理にもかなってはいるのだが、
かといって一軍枠の関係でくすぶっている選手を
無理に押しのけて二軍スタメンで使うのも難しい。
トレードに出せば外野枠そのものが足りなくなる。
悩みどころである。
足を生かした昇格チャンスを広げるため
二軍の段階で知野に外野のオプションをつけるなら
高校生か大学生ぐらいまでの内野を
もう一人増やすのも視野に入ってくる。
あと人数的にも今年だけで全て獲りきるのは
大社の内野2人ですら怪しいので
ファンや評論家は勝手にあせらないこと。

投手の課題は
何年も活躍する選手をどうやって輩出するか。
大学生なら1年間一軍で活躍するぐらい、
高校生は二軍で希望を持たせ一軍でも少し片鱗を見せるところまでは
何人ももっていっている。
しかしその先がなかなかつながらない。
大卒は何年も先発で活躍する選手が少なく
高卒は殻を破りきれないまま二軍でも劣化しだす選手が多い。
下位ではそれ以外の社会人も獲るのだが、
こちらは目利きも育成もあまり上手いとは言えない。
育成戦略を見直すべき時期に来ているのは間違いないが、
それでも使える投手の頭数自体が足りていない現状では
必要なのは即戦力、
特に長くじっくり育成する方針にする時のほうが即戦力は重要。
一軍が準一軍も含めて質も量も充実していないと
じっくり育てたい選手を
育つ前に使って劣化させるだけで終わってしまうのだ。

*1:そもそも効率が悪い年の横浜と同じ程度の効率のチームは少し前までのNPBでは毎年何チームもあったし、逆に良い年と同程度のチームは数年に1回出るかどうかだった

*2:逆にそういう不調者も上げ下げしてやりくりするロッテのようなチームもある

*3:宮崎ももともとセカンドの選手