スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書いていくブログ。更新頻度は気まぐれ

2020年広島東洋ドラフト補強ポイント

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※成績は8月30日終了時点

 

戦力分析

24-30-6⑤ 259②-273⑤

「使えば育つ」「二軍で打てなくても一軍では打てる」

平均得点4.32② RC279② SLG.414② OBP.332③ OPS.746② wOBA.326② SB25④

2020広島野手年代表

今シーズンは
堂林と長野の復活、坂倉の覚醒もあって
それなりの打力を保っている。
ここ2年何かにつけて叩かれている菊池涼と田中広についてだが、
菊池涼はHR6本など長打をそれなりに打っており、
田中広は打率.200程度ながら
八番を打つことが多いのもあってか出塁率がそれなりの高さ(.335)だ。

2020広島野手二軍若手

特に昨年から「若手を使わない*1」と監督が叩かれている
このチームの弱点は
一軍で抜擢するレベルに達していない「若手・中堅の層の薄さ」。
昨年二軍で好調だった選手は
昨年途中から故障で離脱した高橋大以外、
今年は一軍で起用されている。
その一方で今年二軍卒業条件をクリアしている正隨と中村奨は
ウェスタンが投高打低なのもあるんだろうが
長野、ピレラや坂倉、会澤の一軍成績を下回っている。
しばらく一軍に昇格していた羽月は
打率は非常に高いものの長打が少ない*2点も含めて
菊池涼とはまだまだ差がついている。
先日一軍昇格した桒原は
二軍だとずっとベンチ要員としての起用が続いており、
スタメンはDHとサードでのわずか2試合*3
昇格即スタメンならむしろ
「なぜもっと二軍のスタメンで使ってから上げなかった?」と
猛烈に叩かれる内容だ。
そして二軍のショートは
小園、韮澤ともに一軍の田中広よりはるかに打ってない

そんな「若手を使え、聖域にしろ」の声に対して
「さすがに二軍成績が悪すぎる」の反論もなされるようになったためか、
最近は
「○○は二軍で打てなくてもなぜか一軍では打てるから」という論法が
散見されるようになった。
それでは
少し前まではこの論法がよく用いられた小園の
2019年はどうだったかというと

2019小園海斗

二軍より一軍のほうが打ててなどいない。
全ては妄想に過ぎないのだ。

 

投手

ERA4.14⑤ WHIP1.41⑤ FIP3.77② K/BB:2.21④ K-BB:11.1%④ BABIP.321

2020広島投手年代表

三連覇の2年目から投手は劣化傾向にあったカープだが、
今年も良い状態とはお世辞にも言えない。
序盤クローザーの定まらなかったリリーフ陣は特に不安定。
三振をとれる選手が多いものの
四球がイニングの半分以下なのは
菊池保、一岡、高橋樹の3人だけ。
今年かなり批判されている先発の球数の多さは
このリリーフに対する不安感が大きな要因なのだろう。
逆に投手運用がファンから賞賛されているロッテも
リリーフの制球は大差ないけども。
先発では
野村やリリーフから転向の遠藤は
被安打が少なくそこそこ安定している一方で
床田がこのイニング数で45安打と異様な打たれかたをしている。
また今年奪三振率がやけに落ちていておかしかった大瀬良*4
ここにきて三軍行きと発表された。

 

補強ポイント

20歳に目の前の将来を全てかけるのか

年代の穴を考えると
正隨、大盛が準一軍要員となれば二軍が空く外野。
特にセンターが可能な選手が減ったので必要なのはセンターだ。
また大ベテラン2人がいるキャッチャー。
育成を入れて8人いるため2人の去就次第ではあるが、
2人がいなくなると二軍が実質石原貴と持丸だけなので
ある程度経験を積んだ高校生以外のキャッチャーも必要になる。
難しいのは内野手
最近週1ペースで休ませる起用になっているとはいえ
年齢的にもショートとしての限界に達する田中広の代役と
セカンド、サードの控え要員を
上本、三好、曽根(+安部)でまかなえるだろうか。
羽月が順調に成長して
来年二軍卒業レベルに達すればまだ少しはましだが
それでも現状二・三塁での育成をされている羽月では
ショート枠は増えない。
林が一塁専任なのは
先にバッティングを鍛えてから守備を鍛えるつもりなのか
ファーストでの起用に特化するつもりなのか。
ちょっと脱線したけども
この状況を踏まえると曽根や桒原とかぶるが23、4歳、
あるいは1年目の小窪ぐらいの力を持っている大学生の
ショートもできれば確保したい。

先ほどリリーフが厳しいと書いたが
先発投手もかなり足りておらず
外部からの期待が大きい若手のアドゥワや山口は
現実に一軍で使える状態とは言えない。
ここ最近また目立ってきた素材偏重の指名をする余裕はなく
本当にすぐ使える即戦力が欲しいところ。
ところが近年のカープ
社会人投手の指名を異常なまでに苦手としており、
戦力を輩出できない結果を反映してか
ここ4年間は指名自体していない。
今チームにいる社会人出身投手は
巨人から移籍した一岡だけ、
独立リーグも育成の畝のみだ。
ここまで苦手だと大学生に絞らざるを得ないか。
いずれにしても
ある程度上で使えるだけの完成度をもった選手を
何人も獲る必要に迫られている。
「薮田、ケムナが使えるようになったから」
「塹江、高橋樹、アドゥワ、遠藤が使えるようになったから」
そういった指名は避けたい

*1:ただし実際に大卒の23歳(野間)や社会人出身の22歳(西川)を使ったときは「聖域」と呼ばれた

*2:二軍で昨年2B5本、今年2B・3B1本ずつ。通算HR0

*3:8月30日時点ではDH1試合のみ

*4:2019年7.03→2020年5.40