スポーツのあなぐら

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2019年ドラフト補強ポイント 埼玉西武

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80-62-1① 756①-695⑥

 

野手

RC741① SLG.428① OBP.344① OPS.772① wOBA.337① SB134①

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今年も再び強力打線の力で優勝を決めた西武だが、
補強したいポイントは多い。
緊急性が高いのは秋山が抜けるかもしれない外野手。
愛斗、鈴木、高木渉は一軍スタメンで活躍するには
それぞれにまだ弱点を抱えているため、
センターの即戦力が欲しい状況になっている。
ただここは候補が見当たらず今年の獲得は厳しいか。
キャッチャーは森を休ませられるのが実質岡田1人なのが厳しく、
守備力の高い捕手が欲しい。
さらに内野。直近だと即戦力が必要なのは中村の後継サードだが、
とりあえず佐藤や山野辺を外崎と組み合わせれば使えそうに見える。
この2人はなぜかファンや評論家から将来の控え候補扱いされる傾向があるが。
それよりは綱島がしばらくかかりそうで、
その上の山田と年齢が5年離れている高校生ショートを狙うのもいい。
浅村栄斗のように2位までに残っていた選手が狙い目になるだろうか。

投手

ERA3.68⑥ WHIP1.49⑥ FIP4.37⑥ K/BB:1.72⑥ K-BB:6.5%⑥ BABIP.301

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何だか年代表で見ると今年使えなかった投手を
各年齢順に切っていったかのようになってしまった。
このチームのスタッツを他のチームと比べてみると違いは歴然としている。
どれをとっても良い数字が見当たらないが、特に三振の異様な少なさが目立つ。
一軍で次点から170以上、二軍でも70以上の差があるのは尋常ではない。
源田や金子侑らの守備力がなければもっとひどいことになっていただろう。
高校生や超のつく素材、地元枠、「適性順位」などにこだわる余裕は全くなく、
その順位で残っていた選手からすぐ使える選手を指名しないと
育たない二軍専用投手が増えるだけになってしまう。
ただイニングイーターもかなりの数を戦力外にしたので、
二軍ローテを回せるだけでも案外貴重かもしれぬ。
左、特に先発左腕は何としても獲りたくなるところだが、
無理にこだわって育てづらい選手が増えても戦力は増えない。
それよりは右の戦力を増やす方を優先したい。

1位入札予想

森下暢仁、石川昂弥

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石川入札の可能性があるとすれば、一番高いのは西武だと思っている。
なぜ佐々木か奥川じゃないんだ?と怒る人が多いかもしれない。
まず渡辺GMの発言ははっきり言ってどうとでもとれる内容で、
確定的なことは何一つ言っていないように見える。
さらに10人しかいない1位候補に野手がいるのもおかしな話で、
サードや1位クラスの大卒捕手は補強ポイントにそれほど合致していないのだ。
あとはショートも挙げられないことはないけども。
そしてこのチーム、最近の1位入札では
全国大会優勝経験者を指名したがる傾向がある。

2011 十亀剣 2005春
2012 東浜巨 2008春
2013 森友哉 2012春夏
2014 高橋光成 2013夏
2016 今井達也 2016夏
2018 松本航 2017秋

加えて2010年の大石達也がドラフト後の神宮大会で優勝したため、
2010年以降は全国優勝経験者を9年間で7人も指名したことになるのだ。
このように見てみると、1位入札では
1位候補に挙がる選手で全国優勝経験がある選手がいれば獲りに行き、
競合不可避の場合は競合数が少ないほうを狙う。
このような法則が浮かび上がってくる。
まあ2015年に小笠原慎之介を入札していないので
絶対とは言い切れないんだがね。

そうなると選択肢として考えられるのが、
今年の全日本選手権で優勝した森下とセンバツ優勝の石川になる。
しかも現状だと2人とも少数競合か単独まで狙える。
石川の場合はサードでの育成・抜擢にはさほどこだわらず、
浅村のようにまずは空いたところで起用するのが基本線だろう。
最終的には今後の各チームの動向次第か。
逆に言えば、
これで佐々木か奥川の大競合に特攻するのなら、
入札した選手の評価がそれほど高いということだろう。